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比叡山3峰左方カンテ 岩崩落

エリア 宮崎県 比叡山

メンバー シロクマ改、吉本、宮元、山本

4月21日にシロクマ改さん、宮元さんで比叡山1峰ニードル左岩稜を、Big Wallシステムの練習で30Lの水を入れたホールバックを荷揚げしながら登った。

なかなかいいトレーニングになったようだ。

そして4月22日、吉本さん、山本も合流し比叡山3峰左方カンテノーマルを再びBig Wallシステムの練習で登った。

先週立て続けに左方カンテを登っているのでクライミング自体は目新しいものは無い。

この日も30Lの水をホールバックに入れて荷揚げしながら進む。

全体のシステムは少しずつ良くなっていると思う。

事が起こったのは3P目のことだ!

シロクマ改さん、宮元さんが先行し3P目の終了点のビレーポイントに到着。

吉本さんは2P目の終了点のビレーポイントで待機。

山本がユマーリングで3P目終了点を目指しフィックスロープを登り返す途中、山本の右斜め2mほど上の岩が触っても無いのに突如崩落!!

岩の大きさはなんと冷蔵庫大の大物だった...。

山本が落石コールを叫ぶ!

吉本さんが間一髪で岩陰に隠れる!!

岩陰に隠れた瞬間、巨石が吉本さんが直前までいた場所にぶつかりながら奈落のそこまで落ちていった。

幸いこの落石でけが人は出なかったが、山本、吉本さんを繋ぐロープに落石が当たり剪断!!!

吉本さんが2P目終了点に取り残されることになった。

岩崩落個所は非常に不安定になっており、目で見える範囲で3つほど大きな浮石が確認できた。

二次落石の危険性も高いと考えられたため、落石のフォールラインを避けて隣のラストフロンティアのラインに回り込み吉本さんを引き上げた。

その後やはり二次落石を避けて左方カンテバリエーションから下降し撤収した。

左方カンテノーマルの3P目にある崩壊個所はかなり不安定です。

崩落個所は3P目終了点より5〜6mほど真下の個所だったと記憶しています。

もしかすると不安定な浮石はすでに落ちている可能性はありますが、下からでは状況がわかりません。

浮石のフォールラインは左方カンテノーマルの1P目、2P目にまたがるので左方カンテを登る場合はバリエーションの方から登ることをおすすめします。

以下崩落個所の写真を記載します。

写真ではわかりませんが顕著な浮石が3つありました。

とにかく左方カンテのラインに入るかたはご注意を!!!

切れたロープ...。

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