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三俣山北面ルンゼ(仮称)アイスクライミング

2019 1月6日 

参加者 木下、梅本、S,O

 年が明けた。といって何かが変わるわけでもなく、年末の屏風のダメージがべったりと貼り付いていて浮かれる世間との相違感がいつも以上に僕を混乱させる。どうせなら新年と同時に蛇やザリガニのようにヌルっとメタフォリカルに脱皮できればいいと思う。おそらくTVの中で必要以上に騒いでいる連中も実は内心うんざりしているに違いない。しかしそれはそれでいいのだ、それらは単なる慣習であって、僕に何か義務を課してくる性質のものではないのだ。

 とまあ、村上春樹風?の意味のない前振りはさておき、前々から梅本と思いっきりだらけているであろう学生にプレ冬山の一環として声をかけていたのだが、直前になって「冬山に興味がもてないっす」→「興味がないことにお金と時間を費やす気はないっす」→「だから今回行きません」と中々見事に理論的なキャンセルが相次ぎ、集合時間が午前4時ということも相まって、学生は誰も来ないよなと完全に諦めモードで行ってみると、意外なことに2人来ており梅本と胸をなでおろしながら九重へ向かう。

 06:34長者原→07:37三俣山北面ルンゼ取り付き→08:45~10:30F!F2→11:07コル→三俣山山頂→12:47すがもり越え→13:59長者原

 状態によれば結構いいラッセルの練習になるのだが、今年は全く雪がなく、完全にガレ場歩きの練習となってしまう。しかし結構冷え込んでおり、土砂もコンクリート化しており歩きやすい。

下部は砂防ダム

雪がないせいでずいぶん早くF1F2に着くと予想以上の氷結具合で、新調したバイルやアイスフックを試しながら短いながらも今シーズン初の氷を楽しむことができた。

一方の学生は、バイルが刺さらずに大苦戦。しまいに万歳状態でテンション。

滝以降はアイゼンで岩場を歩き、三俣山山頂(中央峰、西峰)を越えすがもり越え経由で長者原へ。

この手の山登りのすそ野が広がればいいなと思う次第です。

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