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比叡山三峰「白亜スラブ」

R1(2019) 6/19~6/20 メンバー kinosita、Ume

6/19 曇り →宮崎 

 相方を待てど現れず。奴さんの方向音痴は見事なもので今回は和白あたりをさまよっていたらしい。長い道中の無聊を癒すため、スマホで音楽をかけるが24歳のプレイリストにしては曲がちと古い。昭和の歌謡曲が終わると今度は拗らせちゃった感じの女ボーカルの曲が続く。しかしこの手の曲も聴き慣れてみれば嫌いじゃない。1峰下にテン張り、尋常ならざるテンションのまま午前3時頃就寝。

6/20 晴  

 いつものパターンに反し快晴。寝つきが悪かったせいか体が重く、よろよろと起きだし準備する。目指す白亜スラブはとかく素晴らしいルートで、実は今回が3回目。今度こそは納得できるクライミングで登りたい。しかし入れる気合と反比例するのが現実で、まず取り付きで左右のシューズが違うことが判明。気を取り直して取り付くが、今度はチョークバッグを落とす。一方の相方は今日もユルいお腹が暴走しだしたのか、早速2ピッチ目のリードで苦戦している。問題の3ピッチ目。ありがたいことに今までプロテクションが取れずに怖い思いをしていた箇所にボルトが打ち足してある。そのまま核心に突っ込むがクラックの中はまだ湿っている。体勢を立て直し、再度行くぞっ!と思った瞬間左足が外れて墜落。やれやれまたやり直しか…一瞬落胆するがすぐに気を取り直し、50m近い長い長いピッチをこなし4ピッチ目へ。ここでも距離を見誤って、ギアを適当にしか受け取らず、下部のハングを乗り越した辺りでピッチを区切ればよかったものを、そのままクラックのセクションに入り完全に弾切れ状態。グローブをぶら下げていたカラビナまで総動員して何とか抜ける。もちろんテンションかかりまくり。相方といえば完全にばて上がってひどい顔になっている。それでも最後のピッチを見事に直登するが、今度はこっちが派手なロープドラッグをやらかす。

 どうやら抜けたが、理想とは程遠く終始ミスだらけで何かと反省が多いクライミングだった。

2ピッチ目のリード

核心の3ピッチ目。この後墜落。

4ピッチ目

ギアの受け渡し中

最終ピッチのリード

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