flambe Bチームクライミングツアー
メンバー 木下、梅本
酷暑もようやく和らぎ、クライミングが楽しくなってきた。会の主力はヨセミテに行ってしまい、実力的にもついて行けなくなってきた。すると具合がいいことに手ごろな後輩が見つかったので、B級チームを結成しクライミングにいそしむことにする。
しかしこの後輩(24歳)、今時というか何というか無反応、無表情で捉えどころがない、あまり食欲もないらしく、「見てるだけでお腹一杯」と宣う。その低体温ぶりに「ホントにあなた哺乳類?」と突っ込みたくなるが、たまに発するシュールな物言いは意外と面白く飽きさせない。
10/30比叡山第2.5スラブ
実のところ第3スラブを目指したつもりだったのだが、3P目の分岐でルートを間違え、登ることに。Ⅷ-のスラブであっさりA1。その後も冴えないクライミングが続きⅥ-でもA0してしまう。上部はルートが判然とせず、ほとんどノーピンで3P登り、縦走路へ上がり込む。釈然としないクライミングだった。
11/2四阿屋
散々通った岩場だが、まだ登っていないバリエーションを中心に。小さなエリアだがたくさんのクライマーが来ており、にぎやかな一日だった。
11/5竜頭線
新たに拓かれたクラックエリアへ。駐車場のそばな上、グレード的にも申し分なく、さらに有難いことにトップロープ用の細引きまでセットしてある。岩肌もマイルドで時間ギリギリまで岩の割れ目に手を突っ込む至福の時を味わうことができた。空気が澄んでおり、大村湾を見下ろす丘陵地帯の風景が目を見張る美しさだった。
11/8宝満山クラック
まずは木本クラックをカムエイドで登り、トップロープをかけてトライするが全く歯が立たない。それならばと割り切って、ビレイヤーとの共同作業でずり上がる。荷揚げの練習じみたことを数回繰り返し、全く見込みがないことを悟ったところで山頂まで上がり、北側の岩場(稚児落とし左右)を登る。山頂は女性二人をつれた男が各年齢層4,5組楽しそうにしており、我々との格差に恐れ入る。
11/10~11比叡山第3スラブ
今度こそ3スラと、懲りずに比叡山へ。しかし夜半に雨がパラつきだしテンション崩壊。二人で飲めないアルコールを無理して飲む。翌朝、意外にも天気は回復しており、痛む頭を振りつつ投げやりに準備して、取り付きへ向かう。3ピッチ目から右へ移動し目指す3スラへ。核心のピッチ(Ⅵ+)は黒くてツルツルしたスラブに真新しいチョークの跡が点々と伸びており、難しかったが迷わずに済んだ。次のⅥ-、ハング越えⅤ-もこなして、残りのノープロだが易しいスラブを2ピッチ登ると縦走路に到着。期待通りの好ルートだった。
11/14宝満山クラック
これだけ登りこんだのだから、少しは上達してるだろうと「原点の山」宝満山へ。まずは「水場クラック10b」へ。まずはトップロープで登るが、身体が重い。それでもまあ行けるだろうとRPに挑戦するが、惜しいところでクラックからジャミングが吐き出されてしまい、適当に突っ込んだ#0.5で止まる。次のトライでやっとRPすることができた。その後は、隣の5.8くらいのクラックを登り、いい感じだったので懲りずに例の木本クラックに取り付くが全く駄目で、フィンガージャムマスターへの道のりは遠いことを思い知る。