日向神ボルダー
居座る梅雨前線が重い腰を少し上げたその隙をついて外岩へ。いつもの道が工事のため不通と聞いていたので、星野村から大きく迂回して日向神入りする。あれだけの雨が降り続いたにかかわらず、道はさほど荒れておらず、脇を流れる川は、白い川床を澄んだ水が滑っている。本命だった橋の下のワイドボルダーは遠めに見ても登れる状況になく、自然と駐車場の直下にあるボルダーをやる運びとなる。
辺りは長雨による湿気と草いきれで蒸れかえっており、不快の極みだが、数歩先には明るい河原が広がっており、滔々と流れる渓流を若々しい木々の緑が覆っている。もちろん岩はヌメっており苦戦するが、それでも回数を重ねるごとに止まるホールドが増えてゆき、気が付くと夢中になっていた。結局、残り1課題を除く全てに登ったところで時間となりお開きとする。